スーピエール/スープ鉢

1878年〜につくられた
Choisy le Roy
ショワジー・ル・ロワ製の
スーピエールです。

スーピエールとはスープを取り分ける際に
食卓で用いる蓋付きの器のことです。
現代のフランスや日本においては
あまり馴染みの無い習わし・文化ですが、
古のフランスの家庭では一般的に使用されており
まずお鍋のスープをスーピエールへと、
そしてスーピエールからスープ皿へと
スープをサーヴする。
この一連の所作により食事が始まったようです。
その大きさ故か
テーブル上でも目を魅く存在の為
意匠的にも美しく
凝ったデザインのものもよく見られます。

現代では
そのデザインと存在感により
オブジェとしてはもちろん
ドライフラワーやポプリ
観葉植物のための花器としても使われているのを
パリのお店や家庭でよく見かけます。

植物をモチーフとした蓋のツマミや
ボウルの把手のデザインが繊細で美しい。
ふっくらとしたシルエット
優しいフォルムのスーピエールです。

ほとんど使用感のないコンディションですが
古い品物ですので、
細かな貫入、キズ、変色等あるものも
ございます。
古物の持つ風合いや雰囲気として
お楽しみください。

国名　:フランス
制作期:1878 ~ 1900年代前半
サイズ:高さ(本体) 18.5cm (蓋を含む) 30.5cm
　　　:直径(底部) 14.2cm (蓋) 26.6cm
　　　:　　(本体) 23.3cm (把手部) 32.7cm